UNIX プラットフォーム ネットワーク(フローティング)ライセンス・コードワードインストール方法 ==================================================================== この文書は、入手した ADS 2002C/RFDE のコードワードの簡単なインストール 手順書です。詳細は、冊子 ADS 2002C "Installation on UNIX Systems" Chapter 4 や、冊子 RFDE "Installation on UNIX Systems" Chapter 3 を ご参照ください。 「はじめに」をお読みになり、問題がなければ「インストール手順」通りに 作業を進めてください。もしうまくいかない場合は、「よくある問題」や 「参考」をお読みになるか、弊社テクニカルサポートまでご質問ください。 はじめに -------- ネットワーク(フローティング)ライセンスでは、ネットワーク上にある 任意のサーバ(コードワード依頼時に指定)が、ライセンス管理を行います。 お持ちのライセンスの数だけ、ネットワーク上の任意のコンピュータで ライセンスを取得することができます。 ライセンスサーバには、ADS 2002C, RFDE の全てのファイルセットがインス トールされている必要はありません。(詳細は手順4.をご覧ください) RFDE は、Cadence バージョン 4.4.5, 4.4.6 をサポートしています。 プラットフォームは、HP-UX, Sun, IBM の以下のバージョンをサポートして います。 HP-UX 11.0x Solaris 2.6, 2.7 and 2.8 IBM AIX 5.2 RFDE をご利用になるには、以下の Cadence 製品が必要となります。 Virtuoso Schematic Composer. Analog Design Environment. OASIS. OASIS については、RFDE のご購入価格に含まれています。Cadence のコード ワード発行依頼や、Cadence 製品のインストール・ライセンス情報につきま しては、Cadence 社までお問合せください。 ADS 2002C および RFDE のライセンスインストール手順 -------------------------------------------------- ここでは、ADS 2002C, RFDE 両方のライセンスが入っている場合のインス トール手順についてご説明いたします。RFDE のみのコードワードをイン ストールする場合は、後述の「RFDE ライセンスインストール手順をご覧 ください。 以下で、ライセンスファイルをはじめて受け取った時のインストール手順 についてご説明いたします。 1. E-Mail に添付の license.lic ファイルをローカルディスクに保存し ます。コードワードを Windows PC で受け取った場合は、使用した アプリケーションによってファイルの行の末尾に Windows テキスト 形式のコントロールコードが付加されている場合がありますので、ご 注意ください。(詳細は、ADS 2002C installtion マニュアル・Appendix A の trougleshooting をご参照ください。) 2. ライセンスサーバに、license.lic ファイルをコピーし、SERVER 行と VENDOR 行を編集します。 license.lic ファイルの SERVER 行に、ライセンスサーバのホストID が正しく記入されていることをご確認ください。SERVER 行が複数ある 場合は、該当する全てのサーバで手順2−4の作業を実行する必要が あります。 ライセンスサーバに ADS 2002C がインストールされている場合は、 ADS 2002C がインストールされているディレクトリの licenses ディ レクトリに license.lic ファイルを格納します。ライセンスファイル のパスは例えば以下のようになります。 /apps/ads2002C/licenses/license.lic ---------------------- 注意 --------------------------------------------- ライセンス追加の際など、期限切れのライセンスが license.lic ファイル中に 存在する場合は、そのライセンスは削除しておくことを強くお勧めします。 古いライセンスとの混在は、競合やその他トラブルの原因となります。 ------------------------------------------------------------------------- 3. license.lic ファイルをライセンスサーバに設置したら、SERVER 行と VENDOR 行の記述が正しいかどうかを確認します。 SERVER 行は、例えば以下のように、正しいホスト名とホストIDが記述され ている必要があります。 SERVER joshua 80fb214d コードワード送付時に、お客様のサーバのホスト名がわからない場合は SERVER 行に 'unknown' と記述して送付しています。この場合は、お客様 の方で **必ず** 正しいホスト名に書き換えてください。 もし、使用する TCP ポート番号を変更したい場合は、SERVER 行の最後に ポート番号を記述することにより、任意のポート番号を使用することがで きます。上記、SERVER 行の例のように TCP ポート番号の記述がない場合 は、FLEXlm システム標準のポート番号が使用されます。システム標準で は、ポート番号は 27000番から27009番までの間の最初に利用可能なものが 使用されます。ポート番号を指定したい場合の SERVER 行の例は以下のよ うになります。 SERVER joshua 80fb214d 27005 この例では、TCP ポート番号 27005 が設定されます。 VENDOR 行は、起動するベンダーデーモンを指定するために使用されます。 この行には、正しいベンダーデーモン名が記述されている必要があります。 VENDOR 行の記述例は以下のようになります。 VENDOR agileesof ベンダーデーモンが同じディレクトリに存在する場合は、lmgrd は自動 的にそのベンダーデーモンを起動します。ベンダーデーモンが lmgrd と 異なる場所に存在する場合は、ベンダーデーモンのパスも記述する必要 があります。その場合、以下のような書式になります。 VENDOR agileesof /apps/ads2002C/licenses/bin/agileesof ベンダーデーモンのパスは、実際にベンダーデーモンが存在するパスが 正しく記述されている必要があります。 4. SERVER 行と VENDOR 行の記述が正しければ、FLEXlm ライセンスマネー ジャ(lmgrd)を起動します。 起動例: cd /apps/ads2002C/licenses/bin ./lmgrd -c ../license.lic -l ../adsflex.log 上記、起動例のコマンドでライセンスが発行されます。lmgrd コマンドの '-c' オプションでライセンスファイルの場所を、'-l' オプションでログ ファイルの場所を指定します。lmgrd のバージョンは、agileesof ベンダ ーデーモンのバージョンと同じか、それよりも新しいものを使用しなけれ ばいけません。lmgrd と agileesof のバージョンは以下のコマンドで調べ ることができます。 cd /apps/ads2002C/licenses/bin ./lmgrd -v ./agileesof -v 最新バージョンの lmgrd は、GLOBEtrotter Software 社の WEB サイトで ダウンロードすることができます。(URL については、この文書の最下部 の「参考」の章をご覧ください。) ADS のインストーラを起動し、"custom install" オプションを選んで、 インストールファイルセットの中から、"install the FLEXlm software" のみ選択することにより、FLEXlm ライセンスソフトウェア一式のみを インストールすることもできます。 lmgrd を起動後、10〜15秒待って adsflexlog.txt を確認します。エラー ログがなく、正しく agileesof が起動できていれば、license.lic 中の ライセンスが使用できる状態になっています。 UNIX ワークステーションの起動時に lmgrd も自動起動させたい場合は、 "ADS Installation Guide" の Chapter 4 をご覧になってください。 5. ADS を起動するための作業 ADSを起動するコンピュータ(ライセンスクライアントコンピュータ)では ライセンスの取得場所を指定する必要があります。下記にライセンス サーバホスト名 "joshua" 、TCP ポート番号・指定なしの場合の環境変数 の設定例を示します。 [Korn/Bourne シェル] AGILEESOF_LICENSE_FILE=@joshua export AGILEESOF_LICENSE_FILE [C シェル] setenv AGILEESOF_LICENSE_FILE @joshua TCP ポート番号が指定されている場合は、以下のように設定します。 [Korn/Bourne シェル] AGILEESOF_LICENSE_FILE=27005@joshua export AGILEESOF_LICENSE_FILE [C シェル] setenv AGILEESOF_LICENSE_FILE 27005@joshua 特定のポート番号を指定したい場合は、license.lic ファイルの SERVER 行でポート番号の指定を行います。 注意:AGILEESOF_LICENSE_FILE の設定は、LM_LICENSE_FILE の設定よりも 優先して使用されます。 6. ADS を起動し、動作確認を行います。 RFDE のコードワードをインストールする方法 ----------------------------------------- 既に稼動している ADS 2002C のライセンスサーバに RFDE のコードワードを 追加する場合は、入手したライセンスファイルの INCREMENT 行を既存のファ イルに加えます。 INCREMENT rfde_premier agileesof 2.0 31-dec-2002 2 \ VENDOR_STRING=80FB214D SIGN="029C 40BA 2688 2400 8933 6220 \ 4E4C 93CD 24C8 137C AE01 535D 0DBD EC8B CBEC D5BB 620D F369 \ C121 A0BF 6B03" INCREMENT rfde_premier_plus agileesof 2.0 31-dec-2002 2 \ VENDOR_STRING=80FB214D SIGN="0318 8986 0726 9D20 01AF CBE4 \ 44B0 18AD 6EA9 F02D 5302 25B7 FF7E 8228 B78E EF78 C21B 58E6 \ A420 9BBE 20E2" INCREMENT rfde_wireless agileesof 2.0 31-dec-2002 2 \ VENDOR_STRING=80FB214D SIGN="035D F2C4 A9D1 4187 7A0C B152 \ 0340 2432 A454 DE01 AB02 1454 5DDE 8689 7907 DA72 4586 7236 \ DB19 9A20 2480" INCREMENT rfde_wireline agileesof 2.0 31-dec-2002 2 \ VENDOR_STRING=80FB214D SIGN="000A 0F2D C23B 31A0 54B1 6556 \ 89BA 6800 686A 4B62 4303 4F32 6864 C91A E427 8572 3EF5 BC08 \ 7DF2 0B79 55B0" 入手した RFDE ライセンスファイルの INCREMENT 行を、ADS 2002C の license.lic ファイルに追加します。追加が終わったら、lmreread コマンド を使用して、ライセンスサーバに新しい license.lic ファイルを読み込ませ ることにより、追加のライセンスが使用できるようになります。 lmutil lmreread -c ..\license.lic インストールについての詳細は、RFDE installation マニュアルをご覧 ください。 RFDE のライセンスインストール手順 --------------------------------- 1. E-Mail に添付の license.lic ファイルをローカルディスクに保存し ます。コードワードを Windows PC で受け取った場合は、使用した アプリケーションによってファイルの行の末尾に Windows テキスト 形式のコントロールコードが付加されている場合がありますので、ご 注意ください。(詳細は、ADS 2002C installtion マニュアル・Appendix A の trougleshooting をご参照ください。) 2. ライセンスサーバに、license.lic ファイルをコピーし、SERVER 行と VENDOR 行を編集します。 license.lic ファイルの SERVER 行に、ライセンスサーバのホストID が正しく記入されていることをご確認ください。SERVER 行が複数ある 場合は、該当する全てのサーバで手順2−4の作業を実行する必要が あります。 ライセンスサーバに ADS 2002C がインストールされている場合は、 ADS 2002C がインストールされているディレクトリの licenses ディ レクトリに license.lic ファイルを格納します。ライセンスファイル のパスは例えば以下のようになります。 /apps/RFDE/licenses/license.lic 3. license.lic ファイルをライセンスサーバに設置したら、SERVER 行と VENDOR 行の記述が正しいかどうかを確認します。 SERVER 行は、例えば以下のように、正しいホスト名とホストIDが記述され ている必要があります。 SERVER joshua 80fb214d コードワード送付時に、お客様のサーバのホスト名がわからない場合は SERVER 行に 'unknown' と記述して送付しています。この場合は、お客様 の方で **必ず** 正しいホスト名に書き換えてください。 もし、使用する TCP ポート番号を変更したい場合は、SERVER 行の最後に ポート番号を記述することにより、任意のポート番号を使用することがで きます。上記、SERVER 行の例のように TCP ポート番号の記述がない場合 は、FLEXlm システム標準のポート番号が使用されます。システム標準で は、ポート番号は 27000番から27009番までの間の最初に利用可能なものが 使用されます。ポート番号を指定したい場合の SERVER 行の例は以下のよ うになります。 SERVER joshua 80fb214d 27005 この例では、TCP ポート番号 27005 が設定されます。 VENDOR 行は、起動するベンダーデーモンを指定するために使用されます。 この行には、正しいベンダーデーモン名が記述されている必要があります。 VENDOR 行の記述例は以下のようになります。 VENDOR agileesof ベンダーデーモンが同じディレクトリに存在する場合は、lmgrd は自動 的にそのベンダーデーモンを起動します。ベンダーデーモンが lmgrd と 異なる場所に存在する場合は、ベンダーデーモンのパスも記述する必要 があります。その場合、以下のような書式になります。 VENDOR agileesof /apps/RFDE/licenses/bin/agileesof ベンダーデーモンのパスは、実際にベンダーデーモンが存在するパスが 正しく記述されている必要があります。 4. SERVER 行と VENDOR 行の記述が正しければ、FLEXlm ライセンスマネー ジャ(lmgrd)を起動します。 起動例: cd /apps/RFDE/licenses/bin ./lmgrd -c ../license.lic -l ../adsflex.log 上記、起動例のコマンドでライセンスが発行されます。lmgrd コマンドの '-c' オプションでライセンスファイルの場所を、'-l' オプションでログ ファイルの場所を指定します。lmgrd のバージョンは、agileesof ベンダ ーデーモンのバージョンと同じか、それよりも新しいものを使用しなけれ ばいけません。lmgrd と agileesof のバージョンは以下のコマンドで調べ ることができます。 cd /apps/RFDE/licenses/bin ./lmgrd -v ./agileesof -v 最新バージョンの lmgrd は、GLOBEtrotter Software 社の WEB サイトで ダウンロードすることができます。(URL については、この文書の最下部 の「参考」の章をご覧ください。) lmgrd を起動後、10〜15秒待って adsflexlog.txt を確認します。エラー ログがなく、正しく agileesof が起動できていれば、license.lic 中の ライセンスが使用できる状態になっています。 UNIX ワークステーションの起動時に lmgrd も自動起動させたい場合は、 "RFDE Installation Guide" の Chapter 3 をご覧になってください。 5. RFDE を起動する前の作業 ADSを起動するコンピュータ(ライセンスクライアントコンピュータ)では ライセンスの取得場所を指定する必要があります。下記にライセンス サーバホスト名 "joshua" 、TCP ポート番号・指定なしの場合の環境変数 の設定例を示します。 [Korn/Bourne シェル] AGILEESOF_LICENSE_FILE=@joshua export AGILEESOF_LICENSE_FILE [C シェル] setenv AGILEESOF_LICENSE_FILE @joshua TCP ポート番号が指定されている場合は、以下のように設定します。 [Korn/Bourne シェル] AGILEESOF_LICENSE_FILE=27005@joshua export AGILEESOF_LICENSE_FILE [C シェル] setenv AGILEESOF_LICENSE_FILE 27005@joshua 特定のポート番号を指定したい場合は、license.lic ファイルの SERVER 行でポート番号の指定を行います。 注意:AGILEESOF_LICENSE_FILE の設定は、LM_LICENSE_FILE の設定よりも 優先して使用されます。 RF Design Environment では、ADSPKD 環境変数でご購入いただいた RFDE 製品の種類を指定する必要があります。この環境変数は、入手されたコード ワードの内容と一致している必要があります。コードワード、ライセンス ファイルについての詳細は、"RFDE Installation manyual" の "Setting Up Licneses" の章をご覧ください。ADSPKG 環境変数と、RFDE 製品の対応は 以下のようになっています。 RFDE 製品名 ADSPKG 環境変数の値 RFDE Wireless Pro rfde_wireless RFDE Wireline Pro rfde_wireline RFDE Premier rfde_premier RFDE Premier+ rfde_premier_plus ADSPKG の設定は、UNIX シェルで設定するか、Cadence 環境で設定すること ができます。 シェル環境変数で設定するには以下のコマンドを用います。 C シェルの場合は、$HOME/.cshrc に記述するか、以下のコマンドを 直接入力します。 setenv ADSPKG Bourne/Korn シェルの場合は、$HOME/.profile に記述するか、以下 のコマンド直接入力します。 export ADSPKG= ----------------------------- 注意 ------------------------------------ シェル環境変数をコマンドラインから直接設定する場合は、RFDE 起動前に 設定を行い、その端末ウインドウから RFDE を起動してください。 詳細情報は、"Installing RFDE Manual" をご覧ください。 ----------------------------------------------------------------------- 6. RFDE を起動し、動作確認を行います。 よくある問題 ------------ 上記手順を終了後、問題が発生した場合は、下記の事項をご確認ください。 o ライセンスサーバの adsflex.log ファイルを確認し、何かエラーが起 こっていないかご確認ください。 o 環境変数 HPEESOF_DIR, AGILEESOF_LICENSE_FILE, ADSPKG, CLS_CDSD_COMPATIBILITY_LOCKING, CDS_LICENSE_FILE, CDS_INST_DIR が正しく設定されているかもう一度ご確認ください。ADS 2002C や CADENCE のインストールされているディレクトリにパスが通っている かどうかご確認ください。(環境変数・パスについての詳細は、 ADS 2002C, RFDE のインストールマニュアルをご覧ください。) o ADS/RFDE と共にインストールされる chksec コマンドを用いて、 ADS 2002C の場合は 'ads_schematic' が、RFDE の場合は 'rfde_XXXX' のライセンスが正しく取れる状態かどうかご確認ください。 ADS 2002C の場合 cd $HPEESOF_DIR/licenses/bin chksec -d -c 27005@joshua ads_schematic RFDE の場合 cd /licenses/bin chksec -d -c 27005@joshua ads_schematic サーバホスト名と TCP ポート番号は、ご利用になっているライセンス サーバの正しい情報を入力してください。また、ライセンスファイルが ローカルディスクにある場合は、以下のように記述します。 chksec -d -c /apps/ads2002C/licenses/license.lic ads_schematic このコマンドにより、ライセンス要求時の詳細なデバック情報が出力され ます。出力情報をトラブル対応にご利用ください。 以上、確認を行ってもエラー原因が特定できない場合は、chksec コマンドの 結果を以下のコマンドでファイルに保存し、 chksec -d ads_schematic > csout.txt csout.txt ファイルと license.lic ファイルを、Agilent EEsof EDA テクニ カルサポートまで送付してください。 edasupport@jpn.agilent.com 参考 ---- ADS2002C Installation Guide, Chapter 4 http://contact.tm.agilent.com/tmo/eesof/docs/ RFDE Installation guide, Chapter 3 http://contact.tm.agilent.com/tmo/eesof/docs/ Technical Support Knowledge Center http://contact.tm.agilent.com/tmo/eesof/support/ Technical Support http://contact.tm.agilent.com/tmo/eesof/assist/contact.html Globetrotter Software http://globetrotter.com/flexlm/lmgrd.shtml (latest lmgrd) http://www.globetrotter.com/manual.htm Rev.11252002